• 自然のままの植物が生みだす奇蹟のアロマオイル

 

こんにちは。今日は香りが呼び覚ましてくれた記憶のつぶやきです。

 

 

香りを嗅いで、ふと何かや誰かを思う出すこと、ありますよね。

 

香りは、脳の記憶を司る部分、大脳辺縁系を刺激するので、自分の意志とは関係なく何かを思い出すという事が起きます。

 

 

もう遠い昔の話です。ある男の子と初めてご飯に行った時でした。お互いの事をまだ深く知らない私達は、自分のことや家族のことを色々話しました。

 

 

私は、数年前に母が亡くなったこと、突然に日々の生活が変わったこと、そして辛い気持ちや悲しい気持ち…そんな事を彼に打ち明けました。

 

 

彼も今までの人生について話してくれました。それを聞いて…、私は恥ずかしくなりました。

 

 

なぜなら、

お父さんが事業に失敗してからお酒に溺れてしまったこと、目の前でお母さんが暴力を受ける日々のこと、子供だからお母さんを守れない歯痒い気持ち、そして、命の危険を感じてお母さんと妹と三人で夜逃げして東京に来たこと、その時に体験した友達との辛い別れ。

 

 

聞いているうちに、私の悲しみがちっぽけに思えたのです。

 

 

私には安心して眠る場所がある。ご飯も食べられる。育ててくれる父親もいる。ましてや、暴力なんて受けた事はない。

 

 

彼の経験した悲しみや苦しみに比べたら、私の悲しみなんてちっぽけなもの。そう感じて、自分が恥ずかしくなりました。

 

それを告げると、彼は私に言いました。

 

 

「それは違うよ。里穂ちゃんが経験した悲しみや苦しみは、里穂ちゃんにしか分からないんだよ。俺の経験した悲しみや苦しみとは、比べたりは絶対に出来ない事なんだよ。」

 

 

その言葉を聞いた時、何かに撃たれたような衝撃でした。

 

なんて人なんだろう。

 

本当に苦しみや悲しみを受け入れて乗り越えた人にしか言えない言葉だな。

すごいなって。

 

寄り添うって、

受け入れるって、

こういう事を言うのかなって。

 

 

それから何故かその彼とは、自然と会う機会が無くなりました。今思うと、その一言を私に伝える為だけに、出逢ってくれた人だったのかもしれません。

 

他にあまり思い出がないから、それだけが強く残っているんだもん。笑

 

 

人のご縁はいつも不思議です。

 

 

それにしても、なぜ今そんな昔のことを思い出したのかな。

 

寄り添うという事を探し続ける私へ、香りがくれたギフトかな。

 

 

ありがとう。

 

書こうか迷ったけど、今必要なメッセージのような気がして呟いてみました。

 

ちょっとドキドキしたー。笑

アロマ先生 りほでした。


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